作品紹介「ないた赤おに」

東京都優秀児童演劇選定優秀賞受賞作品
厚生省中央児童福祉審議会特別推薦文化財

ある村のやまおくに住赤おにがたった一人で住んでいました。赤おには人間たちと仲良くなりたくてしかたがありませんでした。でも、人間達は鬼を怖がって誰も遊びに来てくれません。
赤おには、ある日、家の前に「ココロノ　ヤサシイ　オニノ　ウチデス　ドナタデモ　オイデクダサイ　オイシイ　オカシガ　ゴザイマス　オチャモワカシテ　ゴザイマス」と書いた立て札を立てるのですが…。
日本の代表的童話作家、浜田廣介の代表作「泣いた赤おに」は昭和８年（１９３３年）に発表されました。長い年月、語り継がれて来たこの物語は絵本や教科書の副読本としてのみならず、演劇でも多く上演されております。
影絵ならではの色彩と影絵人形劇としての繊細な表現を通して子ども達に「ひろすけ童話」のこころを届けたいと思います。