やさしいライオン


アンパンマンの原作者、やなせたかし氏の代表作を影絵に

ある国の野外動物園に親を亡くしたこどものライオンがおりました。いつもぶるぶるとふるえているので『ブルブル』と呼ばれていました。飼育員が母親代わりにメスの犬を連れてきました。毛がむくむくしているから『ムクムク』と言う名前でした。ブルブルとムクムクはすっかり仲良くなり、本当の親子のように過ごしました。
何年かが過ぎブルブルは立派なライオンに育ちました。人間はライオンを猛獣だと思っているので犬のムクムクと引きはなすことにしました。
ブルブルとムクムクはどうなってしまうのでしょう…。


やなせたかし先生が親子の関係を描いた代表的な絵本は2作品あります。母と子の関係を描いた「やさしいライオン」と、父親との関係を描いた「チリンのすず」です。父親に反発をしつつも最後には父親に似てしまうと言うことを描いているそうです。対極にあるお話しです。こちらもご一読ください。

原作
やなせ たかし
脚色
吉川 惣司
演出
忠隈 昌
音楽
寺島 尚彦
声の出演
久里 千春 ほか
うた
ボニージャックス